宜蘭県の東南に位置する蘇澳は、蘇花公路と台湾鉄道北回り線の出発地点です。地理的条件に恵まれ、南方澳は台湾三大漁港の一つで、砂利が堆積して島とつながった「陸繋島」。狭い土地に大勢の人が暮らし、封鎖的で特殊な地理的環境により、南方澳独自の生活圈が生まれました。新鮮な海の幸が豊富な漁港や魚市場に近く、密集して立ち並ぶ的廟は街の信仰の中心であり、ここから港町の生活の様子がうかがえます。